民主政治の基本原理の流れと一問一答
政治が対立を調整するしくみと、権力を法で制限する考え方を確認します。まず流れの解説を読み、一問一答(25問)と、用語から説明を選ぶ4択で確認します。
一度の正解は「正解済み」、別の日にも正解すると「定着」と表示します。
流れの解説
対立を共通の決定へ変える
政治は、限りある資源の配分や社会のルールをめぐる対立を調整する営みです。国家は領域・住民・主権を基本要素とします。主権には国内の最高性と対外的な独立性という側面があります。国民主権は、その政治の最終的な決定権を国民に置く原理です。
権力の根拠を問い直す
絶対王政に対して、人は生まれながらに自然権をもつという考え方が広がりました。社会契約説は、国家を人々の合意から説明します。ホッブズは秩序の確保、ロックは生命・自由・財産の保障と抵抗権、ルソーは人民の一般意志を重視しました。三者が同じ政治制度を支持したわけではありません。
ロックでは、権利を守るために政府へ権限を託し、その目的に反する場合は抵抗できると考えます。ルソーの一般意志は各人の私的な利益を単に合計することとは異なり、共同体全体に共通する利益を向きます。思想家の名前を、自然状態・政府の目的・主権の担い手という違いから整理します。
法で権力を制限する
立憲主義は、憲法で国家権力を制限して人権を保障する考え方です。法の支配では権力者自身も法に従います。法律を用いて統治するだけで人権が保障されるわけではありません。モンテスキューの権力分立は、立法・行政・司法の集中を防ぎ、相互の抑制を働かせるしくみです。
憲法という名前の文書があっても、権力を制限せず人権を実質的に保障しなければ立憲主義は働きません。また権力分立は各部門を完全に無関係にする制度ではありません。たとえば議会が行政を監視し、裁判所が法律の憲法適合性を審査するなど、互いに点検する関係が必要です。
民主政治と少数者の権利
直接民主制では人々が直接決定し、間接民主制では代表者が決定します。多数決は共通の決定を得る方法ですが、多数者の専制を防ぐため、議論の機会と少数者の権利を守る必要があります。選挙以外にも請願や地域の活動を通じて政治に参加できます。
民主政治では、決定の内容だけでなく手続の公正さも重要です。議論に必要な情報を公開し、異議を述べる機会を確保した上で決定します。少数派が次の機会に多数派となる可能性や、決定を法に照らして争う道を保障することが、多数決への信頼を支えます。
法と生活を結び付ける
公法は国家機関や国家と個人の関係、私法は私人間の関係を主に扱います。民法は財産・契約・家族関係、刑法は犯罪と刑罰を定めます。私的自治の原則は、当事者の意思による関係形成を基本としますが、消費者や労働者を守るための制約もあります。権利を行使する際には、他者の権利を尊重し、法や契約に基づく義務を果たすことも求められます。
一問一答
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用語から説明を選ぶ(4択)
用語を見て、正しい説明を4つから選びます。似た種類の用語の説明と比べて選びます。回答後に正しい用語との対応を確認できます。キーボードでは1〜4で選べます。