世界の政治体制の流れと一問一答
イギリス・アメリカなどの制度を比べ、議会と政府の関係を整理します。まず流れの解説を読み、一問一答(25問)と、用語から説明を選ぶ4択で確認します。
一度の正解は「正解済み」、別の日にも正解すると「定着」と表示します。
流れの解説
議会の信任から政府が生まれる
イギリスは立憲君主制を採り、議会の信任を基礎として内閣が活動します。議会は庶民院と貴族院で構成されます。国家の基本制度は複数の法律や慣習に支えられており、単一の憲法典がない点を不文憲法と呼びます。野党は影の内閣をつくり、政策を点検して政権を担う準備をします。
大統領と議会を別に選ぶ
アメリカは共和制と大統領制を採ります。大統領と議会は別の選出経路をもち、大統領は通常の議会不信任によって辞職せず、議会を解散する権限もありません。大統領選出には大統領選挙人が関わります。議会の上院は各州2人、下院は人口に応じた配分で、連邦制の特徴が表れています。
大統領の拒否権、議会による任命への同意、裁判所の違憲審査などが抑制と均衡を支えます。連邦最高裁判所の裁判官は、大統領が上院の助言と同意を得て任命します。日本の内閣と国会の関係を、そのまま当てはめないことが大切です。
アメリカの上院と下院は、イギリスの貴族院と庶民院とは選出方法も役割も異なります。大統領による拒否権に対しては、議会が両院でそれぞれ3分の2以上の賛成により法案を再可決するしくみがあります。議会と大統領の政治勢力が異なる場合も、別々の正統性をもって活動します。
同じ民主政治にも異なるしくみがある
フランスの半大統領制では大統領と首相が行政を担い、議会多数派と大統領の勢力が異なるとコアビタシオンが生じます。ドイツは連邦制を採り、州政府の代表が連邦参議院に参加します。建設的不信任は後任の首相の選出と結び付けて政権交代を行うしくみです。
スイスでは国民投票と国民発案によって、代表を通じた政治と直接の政治参加を組み合わせています。単一国家でも地方自治は可能であり、連邦制との違いは地方の権限が存在するかだけでは決まりません。
連邦制は、構成する州などの権限が憲法によって保障される点が特徴です。一方、単一国家も地方に広い行政権限を与えられます。中央と地方の関係は、権限の大きさだけでなく根拠と変更の手続から比較します。スイスの直接民主的な制度でも、通常の議会による審議は行われています。
各国を比較するときは、国家元首と行政を実際に担う者、政府が議会の信任を必要とするか、議会を解散できるかを確かめます。立憲君主制と共和制は元首に関する分類、議院内閣制と大統領制は議会と行政の関係に関する分類であり、一つの物差しで並べないことが大切です。
政権交代が可能かを確かめる
複数政党制では複数の政党が競争しますが、政党の数だけで民主政治の実質は判断できません。自由な選挙、言論の自由、司法の独立なども重要です。中国では中国共産党が指導的地位をもち、全国人民代表大会が最高国家権力機関、国務院が中央人民政府です。各国の機関の名称と、実際の権力関係を分けて考えます。
一問一答
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用語から説明を選ぶ(4択)
用語を見て、正しい説明を4つから選びます。似た種類の用語の説明と比べて選びます。回答後に正しい用語との対応を確認できます。キーボードでは1〜4で選べます。