経済社会の変容と経済学説の流れと一問一答
経済活動の基本と、資本主義の発展・主要な経済学説を確認します。まず流れの解説を読み、一問一答(25問)と、用語から説明を選ぶ4択で確認します。
一度の正解は「正解済み」、別の日にも正解すると「定着」と表示します。
流れの解説
限りある資源をどう使うか
経済では希少性があるため、すべての欲求を同時に満たせません。あるものを選ぶと別のものをあきらめ、その最も価値の高い代替案の利益が機会費用です。分業と交換は、生産の効率を高め、多様な財やサービスを利用する機会を広げます。
家計・企業・政府は生産・分配・消費を通じてつながります。家計は労働などを提供して所得を得て、企業の商品を購入します。政府は税を集め、公共サービスなどを提供します。お金だけでなく、人や財・サービスの動きも合わせて考えます。
機会費用は支払ったお金と同じとは限りません。勉強に一時間を使う場合、その時間にできた最も価値の高い別の活動も比較の対象です。分業には技能の蓄積や作業の効率化という利点がありますが、他者の生産や流通への依存も強まります。交換が続くためには契約や信頼を支える制度も必要です。
工業化と経済体制の変化
産業革命は機械制工場生産を広げ、資本主義経済の発展を促しました。資本主義は私有と市場での取引を基本とします。社会主義経済は生産手段の公有と計画経済を基本としてきました。現実には市場の調整と政府の役割を組み合わせる混合経済が広く見られます。
市場の働きを重視する学説
重商主義は国家の統制と貿易黒字などを重視しました。アダム・スミスは『国富論』で分業と市場の働きを論じ、自由放任主義の基礎を示しました。リカードは比較生産費説によって国際分業の利益を説明しました。市場の働きに注目しても、必要な法制度や公共的な役割まで否定するわけではありません。
スミスの分業論は、一人がすべての作業を行う場合との生産性の違いに注目します。リカードの比較生産費説は国ごとの相対的な費用を比べます。国内の分業と国際分業は、ともに特化と交換の利益を考えますが、労働の移動や国境を越える制度などの条件が異なります。
資本主義の問題と政府の役割
マルクスは『資本論』で資本主義の生産関係や剰余価値を分析しました。ケインズは有効需要の不足によって失業が続きうると考え、政府の需要創出を重視しました。夜警国家から福祉国家への役割の拡大には、労働問題や生活保障への対応が関わっています。
ケインズは、賃金や物価が調整されれば常に完全雇用へ戻るとは限らないと考えました。有効需要が不足すると、生産能力があっても企業は雇用を増やしません。政府が需要を支える必要があるという説明です。経済学説は時代の問題への応答でもあるため、思想家の名前と当時の課題を結び付けます。
新しい技術と世界のつながり
イノベーションは新しい製品・生産方法などを通じて経済を変えます。グローバル化は国境を越えた分業と競争を広げる一方、雇用の変化や格差なども生みます。成長の利益をどう分配するか、労働や環境への影響をどう調整するかが課題です。
一問一答
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用語から説明を選ぶ(4択)
用語を見て、正しい説明を4つから選びます。似た種類の用語の説明と比べて選びます。回答後に正しい用語との対応を確認できます。キーボードでは1〜4で選べます。