市場のしくみの流れと一問一答
需要と供給による価格調整と、市場だけでは解決しにくい問題を確認します。まず流れの解説を読み、一問一答(25問)と、用語から説明を選ぶ4択で確認します。
一度の正解は「正解済み」、別の日にも正解すると「定着」と表示します。
流れの解説
価格が数量を調整する
需要量は買い手が購入しようとする量、供給量は売り手が販売しようとする量です。他の条件が一定なら、通常は価格が上がると需要量は減り、供給量は増えます。需要曲線と供給曲線が交わる均衡価格では両者が一致します。超過需要は価格上昇、超過供給は価格下落の圧力を生みます。
価格の自動調節機能は資源配分を支えます。ただし所得・技術・他の商品の価格などが変わると曲線そのものが動きます。一つの曲線上の移動と、曲線の移動を区別します。需要の価格弾力性は価格への反応の大きさを表し、代替財や補完財との関係にも影響されます。
所得が増えて同じ価格でもより多く買いたくなる場合は、需要曲線が動きます。商品の価格だけが変わった場合とは違います。代替財では他の商品に切り替えやすく、補完財では一緒に使う商品の需要も動きます。需要の価格弾力性を読む際は、量の変化と価格の変化を割合で比べることが重要です。
競争の条件が価格に影響する
完全競争市場では個々の参加者は価格を受け入れます。独占では一つ、寡占では少数の企業が供給を占め、価格や取引条件に影響できます。カルテルは企業間の取り決めによって競争を制限します。非価格競争は品質や広告などで行う競争です。規模の経済が集中を促す場合もあり、効率と競争の両面を考えます。
規模の経済により大規模な生産は費用を下げられますが、競争相手が減れば価格や選択肢への影響も生じます。独占や寡占の存在だけで、すべての取引が違法になるわけではありません。競争を不当に制限する行為などを区別し、企業の効率と消費者の利益を合わせて確かめます。
取引の外に生じる利益と費用
外部経済は他者への利益、外部不経済は他者への損害を取引の外で生みます。公害の費用が価格に反映されなければ、社会全体にとって過大な生産になる場合があります。課税や規制などで外部の費用を負担に組み込むことが考えられます。
公共財には排除しにくさと利用の競合しにくさがあり、フリーライダーの問題から市場だけでは十分に供給されにくくなります。公共財と、政府が提供するサービス全体は同じ意味ではありません。教育や医療などは、その公共性とは別に財の性質を検討します。
中古品の売り手が品質を知り、買い手が見分けられない場合、買い手は平均的な品質を見込んだ価格しか提示しにくくなります。良い商品が取引から離れるなら逆選択です。保険に入った後に注意を減らす行動はモラルハザードで、取引前の情報と契約後の行動という違いから整理できます。
情報が不均等な場合
情報の非対称性があると、取引前の品質判断に関わる逆選択や、契約後の行動に関わるモラルハザードが生じます。情報公開、保証、監視などが対策になります。外部性・公共財・情報の問題・独占などは市場の失敗に関わり、政府の役割を考える理由になります。ただし介入にも費用や限界があるため、方法を比較する必要があります。
一問一答
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用語から説明を選ぶ(4択)
用語を見て、正しい説明を4つから選びます。似た種類の用語の説明と比べて選びます。回答後に正しい用語との対応を確認できます。キーボードでは1〜4で選べます。