地方自治の流れと一問一答
住民と自治体の役割、直接請求、地方財政を確認します。まず流れの解説を読み、一問一答(25問)と、用語から説明を選ぶ4択で確認します。
一度の正解は「正解済み」、別の日にも正解すると「定着」と表示します。
流れの解説
地域の課題を住民の意思で決める
地方自治には、住民の意思に基づく住民自治と、国から一定の独立性をもつ団体自治があります。身近な政治参加の場という意味で民主主義の学校と呼ばれます。地方公共団体には都道府県、市町村などがあり、地域の生活に近い行政を担います。
長と議会をそれぞれ選ぶ
二元代表制では、住民が長と議会議員を別々に選びます。国会の指名で成立する内閣とは構造が異なります。議会が議決する条例と、長が制定する規則を区別します。条例は法律の範囲内で制定され、自治体が自由に法律を無視できるわけではありません。
長は予算案を作成し、行政を執行します。議会は予算や条例を議決し、執行を監視します。両者は独立した選挙で選ばれますが、長による再議の要求や議会の不信任など、相互に抑制するしくみもあります。選挙の結果と、その後の行政を継続的に点検することが住民の参加につながります。
選挙以外にも声を届ける
直接請求には条例制定・改廃請求、事務監査請求、議会の解散請求、長や議員などのリコールがあります。一般に前の二つは有権者の50分の1以上の署名が必要です。地方税などの賦課徴収や分担金・使用料・手数料に関する条例は、条例制定・改廃請求の対象外です。
住民監査請求は財務会計上の行為などを対象とし、事務監査請求とは署名などの要件が異なります。住民訴訟は住民監査請求を経て行う司法的な救済です。住民投票も意思を直接確かめる方法ですが、法的な拘束力は根拠となる制度によって異なります。
住民監査請求は一人の住民でも行え、直接請求の事務監査請求のような多数の署名は必要ありません。住民訴訟にも対象や手続の制限があり、地域のあらゆる政策への不満を争えるわけではありません。制度を利用する際には、誰が請求できるか、何を対象にするか、どこへ申し立てるかを確かめます。
権限と財源を合わせて考える
地方分権により、地方の自主性を高める取組が進められました。事務は自治事務と法定受託事務に分類されます。地方税などの自主財源と、地方交付税・国庫支出金などの依存財源を区別します。地方交付税は一般財源で、使途が指定される国庫支出金とは性格が異なります。地方債は返済が必要な資金調達です。
同じ行政サービスでも、人口構成や地理的条件によって必要な費用が異なります。地方交付税の調整と財源保障は、自治体が必要なサービスを提供する条件を支えます。自主財源を増やす取組だけで解決できない地域差もあるため、国と地方の役割分担や自治体間の協力を考える必要があります。
自立した地域を持続させる
人口減少の中で、福祉・交通・教育などを支える財源と担い手の確保が課題です。地域防災計画では災害への備えと対応を定めます。行政だけでなく住民や事業者も連携し、情報公開と参加によって地域の優先順位を考えます。自治の権限と、持続可能な地域社会をつくる責任を結び付けます。
一問一答
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用語から説明を選ぶ(4択)
用語を見て、正しい説明を4つから選びます。似た種類の用語の説明と比べて選びます。回答後に正しい用語との対応を確認できます。キーボードでは1〜4で選べます。