金融と企業経営の流れと一問一答
通貨・金融政策と、株式会社の資金調達・経営を確認します。まず流れの解説を読み、一問一答(25問)と、用語から説明を選ぶ4択で確認します。
一度の正解は「正解済み」、別の日にも正解すると「定着」と表示します。
流れの解説
貨幣と資金の流れ
貨幣は交換手段・価値尺度・価値保存の機能をもちます。家計や企業の資金の余不足をつなぐ金融には、銀行などを介する間接金融と、株式や社債を通じる直接金融があります。銀行は貸出しによって預金を生み出す信用創造を行いますが、自己資本や資金調達、借り手の需要などの制約があります。
中央銀行が経済を支える
日本銀行は発券銀行、銀行の銀行、政府の銀行という役割を担います。金融政策では物価の安定などを目指して金利や資金供給を調整します。公開市場操作で国債などを買えば一般に資金を供給し、売れば吸収します。準備預金制度は金融機関が預金の一定割合を中央銀行に預けるしくみです。
金融緩和は資金調達をしやすくする方向、金融引締めは需要や物価上昇を抑える方向です。政策の具体的な運用方法は時期によって変わるため、直近の金利を暗記する問題にはしていません。金融政策が企業の投資や家計の支出に影響する経路を考えます。
市場で金利が下がると、企業の借入れや投資、家計の住宅購入などが増えやすくなります。ただし将来への不安や収益の見通しが弱ければ、金利が下がっても支出は増えない場合があります。金融政策の方向と実際の効果を区別し、物価・景気・金融市場の状況を合わせて考えます。
株式会社は出資と経営を結び付ける
株式会社は株式によって出資を集め、株主は原則として有限責任を負います。株主総会では取締役の選任などを決議し、日常の経営は選ばれた経営者が担います。株式は持分、社債は借入れであり、配当と利息、出資と返済義務の違いを区別します。
株主は会社の所有に関わる権利をもちますが、会社の資産を個人の財産として自由に使えるわけではありません。配当は必ず支払われるものではなく、株価も変動します。社債には返済や利息の約束がありますが、企業が支払えなくなるリスクがあります。出資と貸付けの権利の違いが重要です。
経営を監督し、財務を読む
コーポレートガバナンスは経営を監督するしくみで、企業の社会的責任は労働・環境・地域などへの影響に関わります。貸借対照表は一定時点の資産・負債・純資産、損益計算書は一定期間の収益・費用・利益を示します。利益があることと、支払える現金があることは同じではありません。
貸借対照表では資産が負債と純資産の合計に対応します。負債は返済などの義務を伴い、純資産は資産から負債を差し引いた部分です。企業の財務を読む際は利益率だけでなく、借入れ、手元資金、投資の負担なども確かめます。情報開示を通じた点検は、企業統治を支える条件にもなります。
技術とリスクを考える
フィンテックは新しい決済や金融サービスを広げます。利便性とともに、個人情報、不正利用、システム障害への対応が必要です。資金を運用する際には、安全性・収益性・流動性を考え、価格変動や信用のリスクを確かめます。企業を始める場合も、事業の見通しと資金調達を合わせて考える必要があります。
一問一答
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用語から説明を選ぶ(4択)
用語を見て、正しい説明を4つから選びます。似た種類の用語の説明と比べて選びます。回答後に正しい用語との対応を確認できます。キーボードでは1〜4で選べます。