財政と租税の流れと一問一答
財政の役割、税の分類、国債と予算のしくみを確認します。まず流れの解説を読み、一問一答(25問)と、用語から説明を選ぶ4択で確認します。
一度の正解は「正解済み」、別の日にも正解すると「定着」と表示します。
流れの解説
政府が支出と収入を通じて働く
財政には資源配分機能、所得再分配機能、経済安定化機能があります。社会資本や公共サービスの整備、税と社会保障、景気対策などを通じて働きます。何を公共的に負担するかは、必要性と公平性、将来世代への影響を合わせて考える問題です。
景気変動を和らげる
財政政策は税や政府支出を調整します。政府支出の増加は所得と消費を通じて波及し、乗数効果を生むことがあります。自動安定化装置は新たな政策決定をしなくても、不況時の税収減少や失業給付の増加などによって景気を和らげます。効果の大きさは家計や企業の行動などで変わります。
不況時には所得が減って税の負担も小さくなり、失業給付が増えるなどして家計の支出を支えます。好況時には反対の動きが景気を抑える方向に働きます。これが自動安定化装置です。政府が新たな支出や減税を決める裁量的な政策とは、決定のタイミングが異なります。
予算と決算を区別する
一般会計は主な収入と支出、特別会計は特定の事業や資金を管理します。年度の途中の変更は補正予算で行います。予算は予定、決算は実際の結果であり、会計検査院が決算などを検査します。支出の目的だけでなく、効果と執行状況も確かめる必要があります。
国会が予算を議決し、政府が執行し、決算で実績を点検します。会計検査院による検査は、予算があるだけで支出が適切になるわけではないことを示します。公共事業などを評価するときは、建設時の費用だけでなく、維持管理や将来の利用、災害への強さも比較します。
借入れと財政の持続性
国債は国の借入れです。建設国債は財政法に基づき公共事業費などに、特例国債は特例法に基づき不足する歳出の財源に充てます。基礎的財政収支は借入れ以外の収入と政策経費の対応を示しますが、利払いなどを含む財政収支全体とは異なります。景気への対応と財政の健全性を両立させる必要があります。
基礎的財政収支が均衡しても、利払いを含む財政収支全体が均衡するとは限りません。また将来の負担は債務残高だけでなく、金利や経済成長によっても変わります。国債の発行をすべて同じ目的の借入れと扱わず、何に使うか、誰が利益を受けるか、どう返すかを合わせて考えます。
税の公平さを考える
国税と地方税は納付先、直接税と間接税は納税義務者と負担者の関係による分類です。所得税・法人税は所得への課税、消費税は消費への課税です。累進課税は所得再分配に関わり、消費への課税には逆進性の問題があります。負担能力に応じた公平さ、制度の簡潔さ、経済への影響を比較して税のしくみを考えます。
一問一答
問題一覧を開き、答えの帯を押すと答えが出ます。
全問題の一覧を見る
用語から説明を選ぶ(4択)
用語を見て、正しい説明を4つから選びます。似た種類の用語の説明と比べて選びます。回答後に正しい用語との対応を確認できます。キーボードでは1〜4で選べます。