国際政治の流れと一問一答
国家間のルール、国際連合、安全保障と人権・平和の課題を確認します。まず流れの解説を読み、一問一答(25問)と、用語から説明を選ぶ4択で確認します。
一度の正解は「正解済み」、別の日にも正解すると「定着」と表示します。
流れの解説
主権国家と共通のルール
国際法は条約や国際慣習法などからなり、主権平等と内政不干渉は国家間の基本原則です。国内法のような単一の立法・執行機関がないため、合意や国際機構の役割が重要です。領土・領海・領空には主権が及びますが、領海では外国船の無害通航などが認められます。排他的経済水域は基線から200海里を超えない範囲で設定され、領海と同じ全面的な主権ではありません。
日本の領域をめぐっては北方領土・竹島などの問題があり、尖閣諸島について日本政府は領有権の問題は存在しないとしています。政府の立場と他国の主張、管理の実態を区別して資料を読みます。北朝鮮による拉致問題は、日本の主権と被害者の人権に関わる重大な課題です。
国際連盟から国際連合へ
国際連盟は第一次世界大戦後に設立されましたが、アメリカの不参加などの制約がありました。1945年に設立された国際連合は国際連合憲章を基礎とします。総会はすべての加盟国が参加し、安全保障理事会は平和と安全に主要な責任を負います。常任理事国の拒否権は実質事項に関わり、手続事項とは区別します。
安全保障理事会は常任理事国と非常任理事国で構成されます。常任理事国の棄権は実質事項の決議を必ず妨げるものではありません。総会は幅広い課題を討議しますが、勧告と拘束力をもつ決定を同一視しないことが必要です。国連には保健や教育などを担う専門機関もあり、活動は安全保障だけに限りません。
侵略を防ぎ、紛争を収める
集団安全保障は侵略などに国際社会が共同で対応する考え方です。国連平和維持活動は停戦監視や平和構築などに関わり、軍事的な制裁と同じものではありません。国際司法裁判所は国家間の紛争などを扱い、個人の犯罪を扱う国際刑事裁判所とは異なります。紛争の予防には外交や復興支援も必要です。
国際司法裁判所で国家間の紛争を裁くには、当事国の同意など管轄の根拠が必要です。国際法に違反したという主張だけで、どの事件も自動的に審理できるわけではありません。外交的な交渉、仲裁、司法的解決などを通じて、武力によらず紛争を扱う方法を選ぶことが国際協調に関わります。
軍縮と日本の安全保障
核拡散防止条約は不拡散・核軍縮・平和利用を柱とし、核兵器禁止条約は核兵器を包括的に禁止します。条約の内容と、各国の加入・履行の状況を分けて考えます。日本の安全保障には憲法第9条、自衛隊、日米安全保障条約などが関わります。集団安全保障と、密接な関係にある国への攻撃に対応する集団的自衛権は別の概念です。
軍縮は兵器の量を減らすことだけでなく、開発・移転・使用の制限や履行の検証とも関わります。条約の成立と、加盟国が義務を守ることは別の段階です。核兵器の非保有国と保有国の立場の違い、平和利用との関係などを資料で確かめ、条約名だけで国際的な合意の範囲を判断しないことが必要です。
個人の尊厳から平和を考える
世界人権宣言は人権保障の共通基準を示しました。人間の安全保障は貧困・紛争・災害・感染症などから一人ひとりを守る視点です。民族や宗教をめぐる対立、難民、差別などの課題では、国家間の関係だけでなく個人の権利と生活を考える必要があります。
一問一答
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用語から説明を選ぶ(4択)
用語を見て、正しい説明を4つから選びます。似た種類の用語の説明と比べて選びます。回答後に正しい用語との対応を確認できます。キーボードでは1〜4で選べます。